高麗人参の歴史

高麗人参という名前からも、歴史の重みを感じるのではないでしょうか。
高麗人参が日本へやって来たのは、739年のことです。
渤海から高麗人参を贈られたのが、聖武天皇でした。
渤海は600年から900年代にかけ、中国、朝鮮半島、ロシアを含む位置にあった国です。
当時は、新羅や唐が日本へとやって来た時代でした。
聖武天皇は724年に即位します。
高麗人参が日本へ渡った二年前は、災害や病が流行りました。
聖武天皇はそうしたことからも国分寺、国分尼寺、東大寺を建立しました。

高麗人参は日本に渡った後、長らく日本での栽培は実現せず、銀などと交換されてきました。
五十九歳で関ヶ原の合戦に挑んだ徳川家康は、日頃から健康に気を使い、生薬にも精通していたことで有名です。
高麗人参は、徳川家康にも愛用されていました。

当時の高麗人参はとても価値が高く、江戸時代はそれに見合う上質な銀貨を使用しての取引が行われていた時期もあります。
天下人となった後も食事は健康を考え、贅沢三昧を控えていた徳川家康は、当時としては長寿の満75歳までの生涯を送りました。
重宝されていた高麗人参が日本で栽培できるようになるのは、そこから先、1729年、徳川吉宗の時代です。
その間、1960年に、高麗人参に含まれる「サポニン」が発見されます。